自社ホームページをゼロからリニューアルした話
コラム

自社ホームページをゼロからリニューアルした話

きっかけはデジタル領域への挑戦

弊社は三重県伊勢市で60年以上にわたり、屋外広告や看板の企画・制作を手がけてきました。長年アナログな仕事が中心でしたが、あるお客様のECサイト運用をお手伝いしたことをきっかけに、デジタル広告の分析や見直し、運用支援にも力を入れていこうという方針が固まりました。

その第一歩として取り組んだのが、自社ホームページのフルリニューアルです。

旧サイトの限界

実は、学生時代に情報工学部だったということもあり、以前の弊社ホームページも全て自社で制作していました。HTMLとJavaScriptをひとつひとつ手書きする昔ながらの構成で、それなりに表示はできるものの、情報の更新にはコードを直接編集する必要がありました。お知らせの投稿ひとつとっても手間がかかりますし、管理画面のようなものは当然ありません。事業の方向性が変わっていく中で、このままでは厳しいと感じていました。

WordPressを選ばなかった理由

リニューアルにあたって、WordPressは選択肢から外しました。もちろん実績のあるCMSですが、当社のように「広告物件には位置座標やギャラリー画像が必要」「制作事例には看板の仕様やどのように活用されているかなどをセットで記録したい」といった業務特有の要件を満たそうとすると、プラグインをいくつも重ねて対応する形になりがちです。それならば、最初から必要な機能を自分たちで設計した方がいい。そう判断しました。

AI駆動開発という選択

採用したのはNext.jsというReactベースのフレームワークと、Supabaseというクラウドデータベースサービスの組み合わせです。率直に申し上げると、私自身は、もともとプロのエンジニア経験はありません。ただ、以前のサイトも自社制作していた下地がありましたし、何よりここ数年で登場したAI駆動の開発環境が大きな助けになりました。AIにコードの相談をしながら、自分のアイデアのままにサイトを作り上げていくスタイルです。

業務に最適化されたサイトへ

結果として、管理画面を備えた本格的なWEBサイトが完成しました。地方の小さな企業では、今まででは考えられなかった高機能なサイトです。広告物件・制作事例・コラムは、それぞれ独立した投稿機能をもっており、お客様からのお問い合わせの一元管理やアクセス解析も組み込んでいます。また弊社公式LINEとも連動するようにしました。
物件情報にはGoogle Mapsとの連携、制作事例には画像ギャラリーと制作工程の記録。いずれもWordPressの汎用テンプレートではカバーしきれない、当社の業務に最適化された構成です。

まず自分たちのサイトから

屋外広告の会社がなぜここまでやるのかと思われるかもしれません。でも、お客様にデジタル領域のご提案をしていく以上、まず自分たちのサイトが「ちゃんとしている」ことが大前提だと考えました。

このコラムでは今後、自社の開発の裏側やデジタル活用の取り組みについて、少しずつ発信していく予定です。ご興味のある方はぜひお付き合いください。