
地方企業のGoogle広告は、AIによるGA4分析との連動がベスト
Google広告を「惰性で」出していませんか?
実は当社も、以前はそうでした。 自社サイトをリニューアルする前、Google広告にはなんとなく設定したキーワードを入れたまま、月1万円で触ることなく回し続けていました。うっすらと「広告のおかげかな?」という問い合わせはあったものの、目に見えた効果はなく、かといってやめる理由もない。そんな状態が続いていました。 こういったケースは、地方の中小企業では決して珍しくありません。代理店に任せてみたものの、毎月の報告書に並ぶ数字の意味がよくわからない。クリック数は増えているのに問い合わせが増えない。そもそも広告が効いているのかどうか、判断する基準がない。
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転機は「AIによるGA4の徹底分析」だった
状況が変わったのは、サイトのリニューアルを機にGA4分析をAIで徹底的に行ったことがきっかけです。 GA4(Google Analytics 4)とは、Googleが提供する無料のアクセス解析ツールです。サイトに訪れたユーザーの行動——どのページを見たか、どこから来たか、どんな操作をしたか——を詳細に記録・分析できます。Google広告と連携させることで、「広告経由で来たユーザーが実際にどう動いたか」まで追えるのが大きな特徴です。 ただ数字を眺めるのではなく、GA4のデータと自社のビジネス内容をAIに伝え、「どのコンバージョン設定が適切か」「どのページに問題があるか」を一緒に考えてもらいました。その結果と分析をもとに、Google広告の設定変更とサイト改修を同時並行で進めました。 結果は明確でした。広告設定の変更前と比べて問い合わせ数が段違いに増え、サイトの回遊性やページビュー、滞在時間も伸びる結果となりました。
なぜ「Cursorエディター上でGA4分析」が効いたのか
ここで重要なのは、AIツールによる自動化という側面ではありません。 ポイントは、サイトを構築しているCursorエディター上でGA4分析を行ったということです。 サイトを作ったエディターの中でGA4のデータを分析するということは、AIがサイトの構造・ページの役割・ビジネスの背景をすべて把握した状態で分析に臨めるということです。「このページの直帰率が高い」という数字を見たとき、AIはそのページのコードや意図を知った上で「だからこうすべき」と提案できます。 GA4の数字だけを別のツールで見せても、AIはサイトの文脈を知りません。しかしCursor上であれば、コードとデータと事業内容が同じ文脈の中にある。この前提条件の違いが、分析の精度と提案の具体性に大きく影響しました。
GA4と広告データを連動させると何が見えるか
Google広告の管理画面で確認できるのは、主に「クリック数」「表示回数」「クリック単価」といった広告側の指標です。しかしこれだけでは、広告経由で来たユーザーが実際にどんな行動をとったかはわかりません。 GA4と連携させることで、次のようなことが見えてきます。
広告経由のユーザーが、どのページをどれだけ見たか
問い合わせや電話タップなど、コンバージョンにつながったかどうか
直帰率が高いキーワードはどれか(=広告費が無駄になっている可能性)
時間帯・デバイス別に、成果が出やすい条件はどこか これらを把握した上で広告の入札戦略やキーワードを調整すると、同じ予算でも成果が変わってきます。
地方企業こそ「少ない予算で精度を上げる」必要がある
大手企業であれば、広告予算を潤沢に使いながらデータを蓄積し、最適化していく戦略が取れます。しかし地方の中小企業では、月数万円〜十数万円の限られた予算の中で結果を出さなければなりません。 だからこそ、「とりあえず出す」「惰性で続ける」ではなく、「データを見ながら判断する」姿勢が重要です。GA4のデータをきちんと読めるようにしておくことが、広告費の無駄を減らす最短ルートです。
AIを使うと、データ分析のハードルが下がる
GA4は非常に高機能ですが、その分、使いこなすまでの学習コストが高いのも事実です。レポートの見方、ディメンションと指標の組み合わせ、セグメントの設定……慣れるまでは何を見ればいいかわからないという声をよく聞きます。 ここにAIを組み合わせると、状況が変わります。「先月の広告経由のセッション数と問い合わせ件数を比較して、改善できそうな点を教えて」とAIに聞くだけで、データを整理して課題を言語化してくれます。GA4の専門知識がなくても、データから示唆を引き出せるようになります。 当社では、GA4やSearch ConsoleのデータをCLI(コマンド)で直接取得し、AIに渡して分析するという運用をしています。MCPを使う方法もありますが、コンテキストを大量消費するMCPより、CLIベースの方が安定して使えると感じています。(この仕組みについては別の記事で)
今回開発したオリジナルのCLIツールは下記リンクから無料でダウンロードできます
「出す判断」も「やめる判断」もデータでする
GA4分析との連動で変わるのは、広告の最適化だけではありません。「そもそもこのキーワードで広告を出し続けるべきか」「このエリアへの配信は効果があるか」という判断もデータに基づいてできるようになります。 地方企業の広告運用でよくある失敗は、効果が出ていないのに惰性で出し続けることです。逆に、少し工夫すれば成果が出るのに、データを見ていないために気づかないケースもあります。 当社がそうだったように、月1万円を何年も「なんとなく」回し続けるより、一度GA4と向き合ってAIと一緒に整理する時間を取る方が、はるかに費用対効果は高いはずです。
まとめ
Google広告はGA4と連携させて初めて「成果」が見える
地方・中小企業こそ、限られた予算を精度よく使う必要がある
AIを使えば、GA4の専門知識がなくてもデータから示唆を引き出せる
サイトを構築しているエディター上でGA4分析を行うことで、AIが文脈を理解した提案ができる
「出す判断」も「やめる判断」もデータに基づいてできるようになる 広告費を「コスト」ではなく「投資」として扱うために、まずはGA4とGoogle広告の連携設定から始めてみることをおすすめします。
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